AI農業のAGRIST株式会社

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AGRIST株式会社と株式会社マクニカ、宮崎県とピーマン収穫ロボットによる持続可能な農業の実現に向けた次世代農業事業における連携協定を締結

2023年04月26日 プレスリリース

AGRIST株式会社と株式会社マクニカ、宮崎県とピーマン収穫ロボットによる持続可能な農業の実現に向けた次世代農業事業における連携協定を締結

~収穫ロボットと人の最適オペレーション実現により、宮崎県のスマート農業化を推進~

ピーマン自動収穫ロボット「L」の開発を行うAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、代表取締役:齋藤 潤一、秦 裕貴、以下アグリスト)と、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、宮崎県(県知事:河野 俊嗣)と、G7宮崎県農業大臣会合の開催を契機とした宮崎県農業のイノベーションを進めるため、ピーマン収穫ロボットによる持続可能な農業の実現に向けた次世代農業事業を事業化することを目的とする連携協定を本日締結したことを発表いたします。

昨今、農業就労人口の減少や高齢化に加え、気候変動や大規模自然災害の増加、フードロスや食料自給率低下など、食農における課題が注目されています。ピーマンなど全国的に知名度の高いブランド農産物を多く持つ宮崎県においても、「適期に収穫できない」、「収穫しきれずに廃棄処分しなければならない」、「採算性が不安で新たな就業者が少ない」といった問題が生じるなど持続的な農業の実現が課題となる中、農業イノベーションを進めるためスマート農業の普及に向けた活動を強化しています。

そこでこの度、アグリストとマクニカ及び宮崎県は、アグリストが開発したピーマン収穫ロボットを核とし、最適な栽培環境・栽培方法や有効なデータ活用を探求・実現することにより、同ロボットを活用した次世代農業の実現に向けた技術の構築に取り組んでいきます。

アグリストは、収穫時の人手不足を解決するピーマン自動収穫ロボット「L」の開発を行っています。またロボットによる収穫だけではなく、ロボットを活用した高効率な仕立て方や栽培方法、高軒高ハウスと養液栽培を掛け合わせた高収量栽培、データ活用による生産性の高い「人×ロボット農業」や、CO2削減に向けた取り組みを進めています。上記の要素を自社の農業法人で体現し、次世代農業を確立していきます。また、それらを「次世代農業パッケージ」として、新規で農業参入を希望する企業に向けて提供していきます。

マクニカは、多くの企業へのAI導入実績を持ち、農業分野においても、センシング・AI・ダッシュボードを用いることで植物工場の作業効率化や栽培レシピ開発支援を行う「Farmalize by macnica.ai」」を提供しています。また長年培ってきた半導体やセンシングの活用において多くの知見を有しており、世界中から最先端の技術を集め、アグリストの「次世代農業パッケージ」の開発と販売を支援します。

【協定の主な内容】

■ピーマン収穫ロボットの早期の現場実装に関すること

・ピーマン収穫ロボットの開発・機能向上

アグリストのロボットに、マクニカが取り扱う最先端の半導体を活用し、量産仕様に向けコストを最適化した基板開発・工程設計を行います。

・ピーマン収穫ロボットに適した栽培方法の開発

ロボットの動きに適応したハウス環境や農作物整備し、収穫の効率を上げることでさらなる収益性改善を目指します。

・ピーマン収穫ロボットの機能付加等の検討

ロボットについているカメラを活用し、データの取得や解析などのAI連携により収穫量予測をすることで、収穫時の労務管理、収益性改善を目指します。

■ピーマン収穫ロボットの普及に向けた人材育成に関すること

・これらのソリューションを県内に広く普及させることで、将来に渡り安定した農業経営を実現する人材育成を可能にします。

【役割】

アグリスト:収穫ロボットの開発・提供、ロボットに適した栽培ノウハウの提供

宮崎県:収穫ロボットの性能評価、ロボット収穫に適したピーマンの仕立て方等の開発支援

マクニカ:収穫ロボットの基盤開発支援(ハード/AI)、ロボットの生産・販売の支援

今後とも、アグリストとマクニカ及び宮崎県は、持続可能で生産性の高い農業を目指し、県内農場において収穫ロボットのAI連携によるデータ活用の強化、並びにロボット収穫に適した栽培技術・手法を確立し、収穫ロボットと人の最適オペレーションの実現を目指していきます。

アグリスト、マクニカ、宮崎県の連携イメージ図
ピーマン自動収穫ロボット「L」

AGRIST株式会社について

地元農家らが開催していた勉強会で「収穫時に人手が足りず困っている」という声から、農業用ロボット開発を2019年に着手。現在ではテクノロジーを活用した農業と、ロボットに最適化されたビニールハウスをセットにした、次世代農業パッケージを販売する。「100年先も続く持続可能な農業の実現」をビジョンに掲げ、食料課題を解決し全人類の幸福(ウェルビーイング)に貢献する。

【会社概要】

会社名:AGRIST株式会社

所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1

代表者:代表取締役 CEO 齋藤 潤一、CTO 秦 裕貴

設立:2019年10月

URL:https://sample7.kubokotaro.work/

事業内容:農業ロボット開発事業、次世代農場事業、AI開発事業

株式会社マクニカについて

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。

詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

フードアグリテック事業に関する詳細:https://www.macnica.co.jp/business/agritech/

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