支援を通じて画像認識の強化へ
農業ロボットベンチャーのAGRIST株式会社は、Google Cloudがスタートアップ企業を支援する Google for Startups クラウド プログラムに7月4日(火)付けで採択されました。
最大$350,000のクレジットが利用可能に
AGRISTは「AI」に特化したスタートアップとして認められ、最大$350,000のクレジットが利用可能な Google Cloudのスタートアッププログラムへ採択されました。
社内GPUで4日を要していた約30000枚の画像学習が、Googleの持つ豊富な計算パワーにより大幅に高速化されることを期待しています。
Google for Startups クラウド プログラムの詳細は下記をご覧ください。
https://cloud.google.com/startup?hl=ja
採択された事による今後の事業展開
AGRISTは本プログラムを通じて、ピーマン自動収穫ロボット「L」に搭載しているピーマンの果実を認識するAIの開発を加速すると共にvision transformerなどのさまざまな最新技術を用いて作物の生育環境を理解するシステムの進化をはかります。これにより、短い開発期間でピーマンの収穫性能の向上とメンテナンスフリー化を実現し、2023年10月以降の宮崎県と鹿児島県で展開している自社ハウスでのピーマン自動収穫ロボット導入を進めてまいります。
ピーマン自動収穫ロボット「L」について
「L」は、宮崎県新富町の地元農家の声から生まれた施設園芸ハウス内のピーマンを自動収穫するロボットです。これを支えている技術は、ハウス内を移動する機構、収穫できるピーマンを見つける「画像認識AI」、狙ったピーマンを収穫するロボットハンド、アームからなり、AIはハウスから収集したデータと「深層学習」により賢くなり続けています。
ロボットはピーマンを収獲すると同時にハウス内を動くセンサーでもあり、クラウドを活用したデータ農業基盤となる「agriss」も開発中です。
詳細は、AGRIST公式HPをご覧ください。
ピーマン自動収穫ロボット「L」の画像
AIがピーマンを識別しているイメージ写真
*Google Cloud は Google LLC の商標です。
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